外交の基本ルール

このゲームは複数の文明が勝利を目指して争います。 最終的には全員が敵となりますが、その過程においては他文明と協調した方が有利にゲームを進められることが多いです。 つまり外交とは敵を制するために敵同士が手を結ぶ場なのです。

外交は他文明との2国間で行い、未遭遇の文明に対しては当然ですが干渉できません。 外交でできることは以下の通りです。

宣戦布告

宣戦布告をして両国が戦争状態に突入します。 両国と同盟関係にある都市国家も同様の関係となり、また宣戦布告された側が他の文明と防衛条約を結んでいた場合はその文明とも戦争状態となります。 それまで行っていた取引は全て破棄され、大使館は閉じられ派遣していた外交官も戻ってきます。

また自分から宣戦布告すると好戦的な文明だと思われる=好戦値が積まれ、あまり宣戦布告し過ぎると外交関係がガタガタになったりします。 好戦値コントロールについては別の記事にてお話します。

戦争中の文明とは和平を除いた一切の取引ができなくなります。 戦争を終結させるには、戦争開始から10T以降に和平条約を結ぶか、相手文明を滅ぼすかする必要があります。

なお和平条約を結ぶ際に相手から不平等な条件を提示されることがありますが、テーブルから条件全て取っ払って和平だけを残して提示すると割と通ることは覚えておいて損はありません。 まあ通らない時は通らないですが。

取引と要求

2国間でゴールド・資源・条約などの取引や要求を行います。 両者が交換条件で行うのが取引、こちらからは何もださず一方的に要求するのが要求です。

一見要求の方がお得にも見えますが、相手との力の差が相当ないと要求は通らず、通ったとしても相手との関係は壊滅的なものになります。 高難易度で使うことはあまりないでしょう。

ゴールド

ゴールド(即金)またはターン辺りのゴールド(30Tかけての分割払い)を取引します。 ただし即金でやり取りするには互いが友好関係である必要があります。

高級資源・戦略資源

資源を30Tの間貸し借りし、30T後に元の文明に返却されます。 同種の高級資源や使わない戦略資源は持っていてもあまり意味がないので、放出してお金や別の資源と交換した方がいいでしょう。

戦略資源もやり取りできますが、30T後には返却されることに注意しましょう。 仮にレンタルした資源で軍事ユニットを作った場合、返却して資源が不足すると戦闘力にマイナス補正がかかってしまいます。

なお建造物に関しては資源が不足しても通常通りの効力を発揮します。 しかし保有資源数はマイナスになるので、新たに使いたい場合はマイナスを解消した上で入手する必要があります。

世界議会

世界議会の議案に対しての票のやり取りを行います。 票を買いたい場合は相手文明に外交官を派遣する必要が、票を売りたい場合は相手文明の外交官が派遣されている必要があります。

どうしても通したい議案がある場合は外交官を派遣して票を買いましょう。外交官は売買時に着任していればいいので、外交官が一人でもグルグル移動させれば複数文明から票を買えます。 どちらでも良い議案の際には票を他文明に売りつけてゴールドなどを得るのもいいでしょう。

大使館の受け入れ

技術「筆記」の開発によって解禁されるコマンドです。 このコマンドは「相手文明への設置要求」なので、自文明に相手の大使館を置くには相手の筆記開発を待つ必要があります。

大使館を受け入れると相手に自首都の位置が通知され、また若干の外交感情ボーナスを得ることができ、更に後述する各種条約を結ぶことができるようになります。 相手の大使館を設置すると首都の位置が知られて宣戦される可能性が上がるとまことしやかに囁かれていますが…どうなんでしょう?

国境開放

技術「官吏」を開発∧相手の大使館を受け入れることにより解禁されるコマンドです。 国境を開放した側の文化圏にユニットが侵入できるようになります。

国境開放すると軍事ユニットが我が物顔で入ってきたり、宗教ユニットの制限が取っ払われて布教されやすくなったり、観光浸食に補正が付いたりします。

開放は若干のゴールドと引き換えになるので、ゴールドを取るか前述のリスク回避を取るかは状況次第ですかね。 宗教布教や観光勝利を目指す場合は積極的に国境を開放して貰いましょう。

防衛条約

技術「騎士道」を開発∧互いに大使館を設置することで解禁されるコマンドです。 互いのいずれかが他文明から宣戦布告された場合、もう一方がその文明に対して宣戦布告を行います。

もしもの時の保険になりますが、AIから打診されることは滅多にないし自分は宣戦依頼で身を守るしで、普通にプレイしていてあまり使うことはない気がします。

研究協定

技術「教育」を開発∧互いに大使館を設置し、かつ友好関係にあることで解禁されるコマンドです。 互いに規定のゴールドを投入して協定を結び、30T後に大量のビーカーを得ることができます。

貰えるビーカーは研究力が少ない側を基準にした30Tの間の平均Tビーカー×8ぐらいなので、研究力が低い文明との協定はそれほど役に立ちません。 またAIと行う場合にはプレイヤーの方が時代が進んでいると協定時に100×離れている時代数のゴールドを要求されます。

条件が厳しくコストもかかりますが、得られる研究力は大きく研究協定の数がクリアターンに直接影響することも多いです。特に科学勝利を目指す場合などは積極的に結んでいきましょう。

都市

所有している都市のやり取りを行います。

都市はかなり高額に評価されるので、売ることはあっても買うことは少ないでしょう。基本的に戦争で手に入れた不要な都市を売りつける時に使います。

なお都市は人口が多く相手の文化圏に近い方が評価が高くなります。 相手の文化圏から遠い都市を複数売る際は、まず一つ売ってその都市を相手の文化圏にしてから残りを売ると高額で買ってくれます。

他プレイヤーと和平

その文明と戦争中である文明と和平して貰うよう依頼します。

和平はあまり使うことはない気がしますが、トップ目にあまり拡大して欲しくない時や、制覇勝利・文化勝利が近い文明などに打診することがなくはないでしょうか。 しかし相応の見返りを要求されるので、そこまでして和平させたい状況になるかは何とも言えません。

他プレイヤーへ宣戦布告

その文明へ宣戦布告して貰うよう依頼します。 「他プレイヤーへ宣戦布告」は外交において超重要となるコマンドで、いわゆる「宣戦依頼」と呼ばれるものです。

相手文明に見返りを払う代わりに特定の文明と戦争状態に突入して貰う効果があるのですが、このゲームのAIは「戦争状態で宣戦布告をしない」傾向がとても強いです。 よほどヘイトを稼いでいれば別なのですが、戦争中の宣戦はまずないと思って問題ありません。

つまり宣戦依頼で自国周囲の文明を上手く戦争状態にし続けることができれば、自文明は無防備でも戦火に晒されることはないのです。 資源3個程度のぐらいで受けてくれるなら安い買い物と言え、特に高難易度においては宣戦依頼による防御は凄まじい効力を発揮するので覚えておきましょう。

ただし停戦からの即時宣戦や、フリー状態の遠くにいる文明が会談で近隣の文明を巻き込んで同時宣戦してくるのは防げないので、完全に安全という訳ではありません。 強力な戦術ではありますが過信はしないようにしましょう。(慣れると多くの状況で完全に安全に出来たりしますが)

なお全ての文明を戦争状態にする・完全な停戦状態が発生しないよう5T毎にローテーション宣戦依頼を行うことで100%近い数字で封殺することもできます。 常に実現できる訳ではなく相応のコストもかかります。まあ覚えておくと役に立つ…かも?

また他文明へ侵攻する際にも宣戦依頼は強力な効果を発揮します。 複数で一つの文明をボコればそれだけ自文明の負担は減りますし、同じ文明と戦争している文明には外交感情ボーナスも付きます。

創造主で上手く立ち回るコツは宣戦依頼にあると言っても過言ではありません。 上手く使いましょう。

会談

他文明に宣戦布告をしよう

相手と一緒に特定文明へ宣戦布告します。 複数で一人をボコると戦争が楽になりますし、一緒に戦うと外交感情も良くなります。 積極的に利用したいコマンドではあるのですが、あまり通らないのが難点ですかね。

宣戦依頼によって疑似的に同時宣戦を実現することが多いです。

非難する

「こいつはダメな奴だ」と非難して世界中に知らしめます。 非難した相手との関係は悪化しますが、同じような不満を抱えていた文明がいた場合に後追いで非難が続きます。 同じ相手を一緒に非難した文明同士は仲が良くなるので、仲が悪い文明を非難して仲の良い文明を作るのが基本方針となります。

自分から非難するのもいいですが、いずれかの文明が非難声明を出した際に追従するのも手です。

友好宣言の締結

その文明と30Tの間友好を結びます。 友好状態になると戦争に発展しにくくなり、即金の取引が可能になり、そして研究協定が解禁されます。

友好宣言は研究協定のために結ぶと言っても過言ではありません。 特に非戦戦略の場合はなるべく多くの文明と友好を結び、沢山研究協定を結びましょう。

○○をやめろ

相手文明に特定の行動をしないように警告します。 仲が良かったり力量差があれば素直に聞いてくれますが無視されることも多いです。

しかし要求が通ったにしろ通らなかったにしろ外交感情が悪化するので、あまり積極的には使わない方が良いでしょう。

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