宗教との付き合い方
宗教は周囲を見てかけるコストを決める
宗教は食料、ゴールド、文化、幸福、偉人など文明に様々な恩恵をもたらします。 しかしながら宗教独自の能力はないため、どの勝利を目指す場合においても宗教は必須という訳ではありません。 となると宗教は「コストパフォーマンスを考えて力を入れましょう」ということになります。
宗教はその性質上、多くの都市に信奉して貰った方が大きな効力を発揮します。 だからなるべく沢山の都市・文明に信奉して貰った方がいいのですが、最大宗教となることが必ずしも最大のコストパフォーマンスを得られる結果になるとは限りません。
ゲーム内で誰も宗教に力を入れていなかった場合、簡単に布教して広めることが可能であり宗教は強力な力を発揮します。 しかし逆に皆が宗教に力を入れていた場合、それなりに力を入れても広めるどころか聖都周辺で信奉させるのが精一杯となりコストがかかるくせに大した恩恵がありません。
あなたの周囲に宗教文明がいれば早々に諦めるのも手ですし、逆に周囲が宗教をやりそうになければ簡単に大きな効果を得られます。 宗教は周囲を見てかけるコストを調整しましょう。
コンパクトな宗教もそれはそれで強い
他文明への布教は諦めて自文明(あるいは聖都)だけでコンパクトにまとまる宗教もそれはそれで強いです。 例えば聖都が信徒15名いる状況なら宗教共同体(信徒1人につき生産力+1%・最大+15%)を取ればそれだけで強いです。
特に伝統でゲームに臨む場合は首都人口が30を超えることも珍しくないので、聖都から出る布教圧力だけで聖都の信仰を保つことができます。 そんな状況なら宗教共同体のために宗教を創始するのも悪くはないです。
私は創造主で伝統している時に創始までたどり着いた場合、宗教共同体と霊感(都市にある世界文化遺産1つにつき信仰力+2)を取ることが多いです。 これは特に宗教に力を入れなくても聖都の信徒数が確保でき、宗教共同体と霊感の相乗効果が期待できるからです。
また宗教をやっていない場合でもは他宗教を信奉している都市での宗教建造物や偉人の購入にも使えるため無駄にはなりません。 1000あれば偉人が1体購入できるので、その辺までいく目途が立てば創始していなくても神殿や寺院を建てる価値はあります。10/Tでも100T経てば1000ですからね。
ちなみにハギアソフィア大聖堂建てて出てきた大預言者を聖地にすると11/T出ます。 建ててからまあ150Tぐらいはゲームが続くとしたらこれだけで1650/Tです。結構大きいですね。 また他宗教の宗教建造物を購入する機会ができる可能性も高いので、実はハギアソフィアは宗教していなくても使える遺産だったりします。
高難易度の宗教は諦めよう
Civ5は難易度が上がるごとにAIに様々な恩恵が与えられ、その中には宗教の基幹である信仰も含まれます。 特に創造主においてこのハンデを覆すことはかなり難しく、こちらがパンテオンすら始まっていない30Tに創始する文明が出てくるほど酷いです。 信仰は最もハンデを覆すのが難しいパラメタであり、都市国家からの信仰ミッションは余程宗教しないと圧倒的な差で負けてしまいます。
宗教制度は先着順なので、創始がどうしても後手になる高難易度においては狙った制度を固めた宗教の創始はまず無理です。 よしんばそれなりの宗教を作れたとしても、高難易度AIは豊富な信仰から大量の布教ユニットを送りこんでくるため、自文明で信奉することすら一苦労です。
早い話が「高難易度での宗教はコストパフォーマンスが悪い」という事です。 信仰の出る自然遺産を第2都市で確保したのに創始すらできなかったなんてことも普通にあり得ます。
ただ微妙な宗教であっても創始した方がゲームにプラスに働くことは少なくありません。 信仰を沢山得られそうであれば自文明都市や聖都のみの信奉を前提としたコンパクトにまとまった宗教を使うのがいいでしょう。
信仰を貯めて大預言者が排出されるとそのまま創始してしまうことが多いですが。状況によっては創始よりも聖地として埋めた方が良いこともあります。 例えばに周囲の文明が宗教建造物付きの宗教を創始していた場合は、自分が微妙な宗教を創始するよりも周囲からの宗教伝搬を待ち、聖地で稼いだ信仰でパゴダやモスクを入手した方が良いでしょう。 周囲をよく見て最適な行動を選択しましょう。