大科学者の使い方の考察
大科学者の使い方
まず大科学者には、下記2通りの使い道があります。
1.無償の科学力(偉人消費)
直前8Tの科学力分のが貰える
2.アカデミー(地形改善)
基礎出力:+8
テクノロジー「科学理論」により+2
テクノロジー「原子理論」により+2
思想制度「ニューディール政策」により+4
朝鮮のUA「翡翠の間の学者たち」により+2
国際議会「歴史的ランドマーク」により+2
どちらが良いか考えてみましょう。
単純な科学力だけを考えた場合
1.無償の科学力
科学力の低いうちに使っても大したビーカーは貰えないので、終盤まで貯めて使うことを想定します。 終盤の科学力と一口にいってもブレますが、まあ800ぐらいはあるでしょう。800×8 = 6400
2.アカデミー
アカデミーに全ての補正が乗った状態で18、国立大学&大学(自由思想)&天文台&研究所 で倍率200%、1Tの科学力は54です。 これを100T維持すれば5400になり、更に研究協定を加味すれば無償の科学力を追い越すかもしれません。
こう書くとパッと見同じぐらいに見えなくもないのですが、大抵の状況では無償の科学力の方が上です。 アカデミーを建造できるのは150T近くになりますし、そこから各種補正が乗るのは更に先の話です。
バビロニアの筆記偉人で作ったアカデミーすらゲーム終了までに5400出ないことも多く、逆に無償の科学力は10000を越えてくることも珍しくありません。 研究協定は創造主AIだろうが現代には科学力が逆転し、常に足きりにひっかかるようになります。
単純な科学力の出力は無償の科学力の方が高いのです。 OCC進行などで文明の科学力が極端に低い場合は話が変わってきますが、三都市もあればアカデミーにする意味は薄いでしょう。
総合的な視点で考えた場合
無償の科学力
瞬発力に優れるが、持久力がない
終盤まで温存するのも手ですが、ラッシュユニット・科学施設の解禁技術獲得のために使う手もあります。 技術開発にかかるターンが約8T縮まるので、技術の早期取得による優位性をもたらしてくれます。 しかし恩恵は一時的なものでしかなく、早いターンで無償の科学力に使う場合はアカデミーの方がトータルが多い場合もあるかと。
温存には維持費用がかさむ。
終盤まで温存する場合、ルネサンス辺りから輩出する大科学者を片っ端から眠らせる事になります。 最終的には10体を越えることもあり、カツカツの収支でやりくりしている場合は重い負担となります。
また大科学者を寝かせている間は当然メリットがなく、急な宣戦をされた場合は敵に潰される危険性もあります。 できることと言えば、せいぜい他文明の布教ユニットをブロックするぐらいでしょうか。
アカデミー
持久力に優れるが、瞬発力がない。
作成すれば安定した科学力を貰え、長期に渡れば結構な累積ビーカーになります。 しかしアカデミーの1つ2つでは目に見えて技術取得が早くなるというほどではありません。 例外はバビロニアの筆記偉人ぐらいでしょうか。
また終盤のアカデミーを作っても、すぐにゲームが終わるのであまり役に立ちません。
食料・ハンマーなどのタイル出力が下がる
アカデミーは科学力をもたらす反面、本来の改善で得るはずだった食料やハンマーが得られません。 多くの偉人改善を抱える都市は、偉人改善から出る出力は高い反面、本来の都市機能が低くなりがちです。
多都市運営の場合、都市数による必要ビーカー増加ルールに足をひっぱられる
1都市増える毎に必要ビーカーが+5%されるので、都市が増えるとアカデミーの効果は-5%されていくことになります。 特に多くの都市を保持している場合はあまり役には立たないでしょう。
まとめ
上に書いてることを念頭に入れつつ、状況に合わせて使えば良いでしょう。 個人的には普通にプレイしていてアカデミーを使う局面なんてほとんどありませんが…。
とりあえず大科学者を温存して終盤に使用するテクニックは知っておいて損はありません。 それを踏まえた上でどう使うかは状況次第でしょう。